Logicool G29 vs. Thrustmaster T300RS
価格帯が似ていることからよく比較される2製品ですが、どちらも魅力的で中々決めることが出来ません...。
そこで今回はこの2製品を徹底比較してみました!
どのような違いがあるのか細かく見ていきましょう。
Logicool G29
(画像引用元:ロジクールG)
参考価格
約51,000円
動作環境
PlayStation 4、PlayStation 3
USBポート
Windows® 10、Windows 8.1、Windows 8またはWindows 7
OS X 10.10以降
紹介
世界的に大人気のハンコンです。
ステアリング部分の下辺が直線的な"Dシェイプ"のレザーハンドルで、没入感が高まるデュアルモーターのフォースフィードバックが搭載されています。
また、感圧式ブレーキ システムを忠実に再現したノンリニアブレーキペダルが相乗効果を生んでいます。
Xboxと互換性のある「G920」も販売されています。
Thrustmaster T300RS GT EDITION
(画像引用元:グランツーリスモ・ドットコム)
参考価格
約47,000円
動作環境
PlayStation 4、PlayStation 3
USBポート
PC
紹介
コアゲーマーから厚く支持されている本格派向けのハンコンです。
工業用に使われるフォースフィードバックモーターと新型1080°デュアルベルトシステムが組み合わせられており、優れたリアルさとなめらかさ, 静音性を実現させています。
また、拡張性が高く理想のドライビング環境を整える事が可能となっています。
『GT EDITION』は3ペダル仕様になっており、現在国内で取り扱われているはこのモデルです。
「G29」と「T300RS GT EDITION」の違い
それでは、「G29」と「T300RS GT EDITION(以下[T300RS])」に具体的にどのような違いがあるのか比較しながら見ていきましょう。
フォースフィードバック
G29:デュアルモーター
T300RS:モーター×デュアルベルトシステム
構造からして異なるのですが、こちらに関してはT300RSに軍配が上がります。
よりリアル且つ, なめらかで、駆動音も静かです。
G29との"唯一の大きな差"と言っても良いでしょう。
ボタン
G29の方が数が多く、そして押しやすい位置にあります。
T300RSは親指から少し離れた位置にボタンがあるので、ボタンを多用するゲームをプレイ予定の方は注意が必要です。
また、限定的な条件下でのみ勝手にボタンが入力されてしまう"T300病"というものもあるようです。
拡張性
(画像引用元:グランツーリスモ・ドットコム)
専用シフターとプレイシートの取り付けは両者共通して可能ですが、T300RSでは更にハンドル, ペダルの交換や、サイドブレーキの取り付けなども可能となっています。
より本格的な環境を揃えたいという方にとっては嬉しい仕様です。
シフター
90%が金属で作られた「Thrustmaster TH8A」の方が優秀ではありますが、「Logicool DRIVING FORCE SHIFTER」と比べ価格が1万円ほど高いです。
両者、他メーカーのハンコンには対応していません。
ですので、シフターとの併用を前提に考えている方はお財布と相談する必要があるでしょう。
保証期間
Logicool G29:2年間
Thrustmaster T300RS:1年間
国内正規品の保証期間です。
見落としがちですが、実は保証期間が違うんですよね!
G29は2年間の長期保証で、サポート体制が充実しているロジクール(メーカー)に対応して頂けます。
対してT300RSは1年間と少し心許ない印象です。
サポートは国内代理店であるMSYが担当しているようです。
並行輸入品を買うという手
並行輸入品のメリット
とにかく安いです。
参考価格(米Amazonより)
G29 | T300RS | |
国内正規品 | 約51,000円 | 約47,000円 |
米Amazon | 約25,000円 | 約35,000円 |
並行輸入品 | 約36,000円 | 約45,000円 |
上記の通り、国内の正規品とは価格が大きく異なります。
特にG29に関しては米Amazonにて半額ほどの価格で販売されています...!!
しかし、送料, 手数料や保証など不安要素が多いので個人輸入するのではなく、並行輸入品を販売しているショップから購入することがオススメです。
T300RSは国内正規品と似たような価格になってしまいますが...。
(米Amazonでの合計金額)
並行輸入品の注意点
保証
最も注意すべきは保証です。
並行輸入品はメーカーに連絡しても保証を受けられない事が多いです。
大概の場合は1年間はショップが対応してくれるようですが、予めショップに確認する事を強くオススメします。
コンセント
並行輸入品は3ピンプラグの場合がほとんどです。
変換アダプタが同梱されている製品もありますが、こちらも予めショップに確認する事をオススメします。
※G29は国内で使用できる2ピンプラグのACアダプタも同梱されていました。
総評
シフターが不要、もしくは予算に余裕があるならT300RSが個人的にはオススメです。
何といってもフォースフィードバックが素晴らしいからです!
しかし、T300RSが良すぎるだけであってG29が悪い訳ではありません。
手縫いのレザーハンドルはとても高級感がありますし、手元で多数のボタンを操作出来るのはとても便利です。
また、1日に何時間も使い込む場合も保証期間の長いG29なら安心して使えるでしょう。
まとめ
どちらもとても完成度の高い製品ですので、買って後悔をする事はないと思います。
今回の記事が少しでもハンコン選びの参考になっていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(「Logicool G29」画像引用元:ロジクールG)